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  COPYRIGHT(C)1998-ARAKAWA KATSUMI,SAIDIA FURAHA wo SASAERU KAI & Hikari Miura ALLRIGHT RESERVED. Illustration by Jin Kawaguchi. 禁無断転載  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
2014年6月10日「ビヨンボ No.128」

「笑顔のわけ」

(6/8) 先週のできごと「笑顔のわけ」

フェイスブック6月3日投稿の写真(築地さん投稿)について読者から、 つぎのような感想が寄せられました。
「縫製工房のスタッフの笑顔が素敵でした。彼女たちの笑顔は こどもの無邪気さから成長して良い意味での社交性を感じました」というものです。
これについて私は考えてみました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
彼女たち、みんな子どもの頃は家庭状況が悪く厳しい生活を強いられ、 小学校にも満足にいけないでいました。 それがサイディアフラハにきて児童養護施設に入り、 裁縫教室で技術を身につけ縫製工房で仲間と一緒に働いて、 自立して生活できるようになりました。 そしていま彼女たちは夜間学校へ通い、将来に対する夢や希望があります。

工房スタッフ見習いなので給料は低額ですが、 サイディアの寮にいるのでセキュリティもよいし、 部屋は1人占めか2人でシェアしているだけです。 だから日々彼女らと接している私にも、 彼女らは贅沢しているわけではないのに、 シングルライフをエンジョイしているように見えます。 シングルライフをエンジョイしているので、 写真をとられても自然と笑顔になるのだと思います。

そして、この笑顔はサイディアフラハプロジェクトの 一つの成果だと見ることができます。
我々のような子どものプロジェクトは成果がみえにくいですが、 この写真はその成果を端的に表しています。
この成果は彼女たち自身の努力もさらながら、 工房立ち上げを強力に推し進めてくれた築地さんはもちろんのこと、 サイディアフラハにかかわっていただいている支援者の方たち、 彼女たちを直接サポートしているカルリ氏やスタッフも含め、 多くの人々の活動から生まれたものだと思います。

彼女らは長い人生の中で、今後も厳しい状況にさらされるかもしれません。 しかし、この一時期の楽しい思い出がある限り、 その厳しい状況に打ち勝ち、再び自分の人生を歩んでいくことでしょう。
彼女らは今後夢を求めて工房を離れてゆくかもしれません。 しかし、きっと彼女らのいく人かは子どもたちを支えるためにここに残るか、 将来プロジェクトに戻ってきてくれます。
それを期待してプロジェクトを続けていくことにしましょう。

(写真・ドラムの音に合わせて 5/22)

午前中の休み時間にダイニングの軒先で、 ドラムの音に合わせてリズムを取る幼稚園児のルーシー(中央4歳)。
きょうは朝から小雨で午後まで寒く、子どもたちも厚着がかかせないでいた。

(写真・アーティスト・ディンダ 5/24)

すっかりアーティストになりきっているディンダ(右端)
土曜の今日も学校が休みなので、 「幼稚園・小学校の教室の壁へ絵を描きたいかどうか」子どもたちへたずねたら、 みんなやりたいとのことだったので、空いているところへ描いてもらった。

(文中の築地さん投稿写真・縫製工房スタッフの笑顔 6/3)

New item is ready, " Kitenge cosmetic pouch" 700kshs. 新製品「キテンゲコスメポーチ」完成です。
ご希望の方は、築地までご連絡下さい。

(写真・土曜エイズセミナー 6/5)

5月31日の土曜エイズセミナー。
この日は近所の公立小学校7年生(13歳くらい)135名に プロジェクトセミナーのため参加してもらう。
講師2名で議題はHIVエイズと麻薬。 午前11時半から午後3時まで。昼食はそのあと。
ケニアの一般小学生はこのような議題を講義される機会がないので みんな熱心に聞いていて、質問があいつぎ長引く。
小学生たちは「とても興味があり、途中で昼食がはいると 興味が薄れるのであとまわしにしてください。」とのこと。