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  COPYRIGHT(C)1998-ARAKAWA KATSUMI,SAIDIA FURAHA wo SASAERU KAI & Hikari Miura ALLRIGHT RESERVED. Illustration by Jin Kawaguchi. 禁無断転載  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
2014年7月15日「ビヨンボ No.131」

「先生の苦手な授業」

6月末から7月初めにかけて、施設の小学生たちで、 いただいた木のブロックへペンキでアルファベットや0から9までの数字、 それに+-などの記号を描いてもらった。 これらで幼稚園や小学校の子どもたちに遊んでもらおうとした。
しかし、サイディアの先生たちは今一つ乗り気でない。 先生たちは教室内で黒板を使っての授業は得意なのだが、 このような応用を使って子どもを教えることは苦手なようだ。

それは図画・工作の授業についても言える。 こちらで絵具や紙を用意しても、先生たちはなかなか授業をしようとしない。 ケニアの一般の小学校では図画工作の時間がないので、 先生も熱心にこの授業に取り組もうとしないのは仕方がないかもしれない。
しかしそれでは創造性のある人や職人的な仕事をしようとする人が育たないと思うの だが。

7月4日、施設のパティ(仮名)は彼女の行っている私立小学校から、 「友達の昼食を盗って食べていた」との報告があった。
パティは施設に入って早々、 食べ物倉庫からマンゴーを盗んで食べていたとの報告があって以来、久しぶりのこと。 彼女は一人の友達から パン、マンダジ(揚げパン)、チャパティなどを盗んでいたことをあっさりと認めた。
どうも昼食というよりも、おやつを盗んでいたようだ。 施設ではおやつを持っていかせていないので、 他の子どもが食べているので欲しくなったようだ。 つい先だってパティは同じ子の親から立派な通学バッグをもらってきた。 彼女のバッグはまだそれほどぼろくなってないはずだが、 彼女は両親がいないので、哀れまれたのか?よく調査しないといけないだろう。

7月5日は施設の年長の子どもたち7名と、 訪問者のIさん、サロメ先生で学習障害児のウォークラリーに参加。 ウォークラリーで歩き出す前に、広場で他の参加者とともにマスゲームをしたり、 参加後に我々だけ広場の隅に腰をおろして、サンドイッチを食べたりしてから施設へ 戻る。 大したことをした訳ではなかったが、 久々のみんなでの外出だったせいか、みんな楽しかったようだった。

(写真・昼食日和の午後 7/3)

日の当たる幼稚園の教室の横で昼食を食べたり、チャイを飲もうとしている幼児たち。
昼食は午後1時頃からで、給食を食べる子はダイニングへ行き、 弁当の子は教室で食べている。 この子たちは午後2時の授業再開になっても教室で弁当を食べ終わらず、 教室から出されてしまったようだ。
きょうの午前中は雲が空を覆い、吐く息が白くなるほど寒かったが、 午後から晴れていい天気になってきていた。
昼食日和の午後。

(写真・うさぎ跳び 7/7)

サイディア幼稚園の前で、モラア寮母の号令により、 施設の子どもたちがみんなでカエル飛びをしているところ。 日曜のミサのあとで、会員の方たちに送る「郵送ビヨンボ通信」に 同封する子どもたちの写真撮りをした。
 *「郵送ビヨンボ通信」はケニアから直接日本へ送られる  「手書きの文章とイラスト」の会報です。  みなさんも会員になってご支援していただけると  「郵送ビヨンボ」が1年に4回届きます。
その直後にモラア寮母は思いついて、みんなにカエル飛びの練習をさせた。 みんな体を動かせるので、楽しんでしていた。

(写真・ブロックで教材 7/8)

木のブロックに数字の0から9までやアルファベットを 絵具で描く施設の子どもたちと、日直のルース先生。
先週の金曜日からサイディア小学校は2学期の中間休みに入り、 月曜のきょうは最終日。 それで子どもたちがブロックで算数や英語を遊びながら覚えるように、 字を描いてもらった。
さあ、また明日から学校がはじまる。

(写真・授業が終わって(フェーバーとルーシー) 7/12)

午後の授業が終わった直後のフェーバー(3歳男)とルーシー(4歳女)。
きょうは朝から小雨で一日じゅう寒かった。 しかし、授業が終わって帰る前の幼稚園児たちは元気いっぱいだった。