2014年5月20日「ビヨンボ No.127」 |
「壁画制作」 5月7日、ワークキャンプで中島さんが訪れ18日まで滞在。 中島さんは今年2月にも一晩日本人の友人と訪れていたので、 施設の子どもたちは見知っていて喜ぶ。それに中島さんは以前、日本で衣服製作の仕事をしていたので、 縫製工房のほうも手伝っていただく。 5月13日、男子大学生のTさんも訪ずれ、3泊してゆく。 それでこの日からダイニングでの晩は これら2名の日本人と子どもたちでにぎやかになる。 5月14日午後から、これら2名の日本人と子どもたち、荒川で、 幼稚園・小学校教室のトタン壁に、ペンキで絵を描きだす。 この壁画制作は3日後の土曜日まで続く。 5月15日の晩はダイニングで子どもたちがこれら2名の送別会をする。 これら2名と歌ったり踊ったり、写真を撮りあったりして楽しむ。 5月18日には築地さんが凛ちゃんとともに訪れ、 中島さんが日本へ帰る前に縫製工房のことで、直前ミーティングをする。 この日はナイロビにあるキリスト教会のユースグループ50名が訪れる。 これらユースグループに子どもたちは遊んでもらったが、 終始ユースたちのエネルギッシュさに圧倒されていた。 この前日にプロジェクト近くのサバンナで、 ムンギキ(ケニアの暴力団)同志による抗争で敗れた者たちが 殺害されて埋められていたのが発見され、 この日は警察が動員され、道路警備が厳しかった。 それでこのユースたちのうち3名がプロジェクトに着く前に警察に拘束され、 カルリ園長はあわてて警察へこれらユースの3名を引き取りに行ってきた。 (写真・壁画を描き始める 5/15) ![]() 幼稚園・小学校の子どもたちが帰った後の教室の壁に、 ワークキャンプのAさんの監督のもと、ペンキで絵を描く施設の子どもたち。 子どもたちはみんな日ごろ自由に絵を描いているので、 ペンキの筆を持っもすらすらと筆を運ばせていた。 やはりこういう絵はみんなで楽しく自由に描くのがいいと思う。 (写真・駆けっこ 5/17) ![]() 午後から幼稚園・小学校児童合同の体育授業で、 一生けんめい駆ける小学校1年生たち。 順番に2名づつ駆けていて、 他の子どもたちは直射日光のところにいると暑いので、 日陰に入って声援していた。 すぐ後ろの水色の扉の建物は施設子ども部屋で、 左の茶色い建物は子ども用トイレ。 (写真・完成まじかの壁画 5/18) ![]() 幼稚園・小学校の教室外側の壁ペンキ絵描きに没頭する子どもたち。 (絵の中に子どもが紛れ込んでしまっている) 土曜日、施設のほとんどの小学生の学校が休みなので、 午前中にみんなで一気にペンキ絵に取りかかる。 それで、この夕方にはかなり完成に近づいた。 手前のシーソーは作られてから15年。 子どもたちにしょっちゅう壊されて、そのたびに溶接でつなぎ合わせているので、ところどころに微妙なゆがみができている、芸術的作品です。 (写真・ユースグループの訪問 5/19) ![]() 晴天の日曜日、ナイロビのユースグループの訪問がありました。 たくさんの衣類などの寄付をいただき、礼拝を行いました。 終始、元気いっぱいの若者たちの笑い声に包まれ、 サイディアの子どもたちも楽しく過ごしました。 集合写真は、今年から新たに始動した、 キテンゲラフラハアカデミー校舎の前で行いました。 日本からのボランティア、Nさんのご協力により描かれた壁画が、 ちょうど完成したところです。 |