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  COPYRIGHT(C)1998-ARAKAWA KATSUMI,SAIDIA FURAHA wo SASAERU KAI & Hikari Miura ALLRIGHT RESERVED. Illustration by Jin Kawaguchi. 禁無断転載  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


<<コミュニティ交流とボランティアさんたちの活動>>

9月28日は「地域コミュニティとの交流会」を催しました。
(本当は文化祭でしたが、学校3学期は文化祭をしてはいけない  ということが前日わかり名前を変更)

このところケニアは不景気が続き人々の生活が苦しくなり、 授業料を少額であっても徴収するサイディアフラハの学校児童が減ってきています。
そこで学校維持のために来年の新学期には何としても児童を増やして 授業料収益を上げたいところです。

私は児童を増やすには文化祭でサイディアフラハ学校の教育の良さを 保護者や地域の人々にアピールすることが大事だと考え、 それを先生たちに話して催すことにしました

この9月はちょうど日本から児童に教育をアシストする ボランティアインターンの方が多く来たので、 私は文化祭を催すことの大事さを説明しました。
そして特にこの催しの1週間前からは、 絵を描くのが好きなボランティアさんを中心にして、 ゲート前の外壁や教室の外壁に児童たちと一緒にペンキで絵を描いたり、 やはり児童たちと色紙を使ってリングや大小のツルやふうせんを作って 飾り付けをしていただきました。
大きなツルたちは白いボール紙で作られたが、 児童たちが色紙をカラフルに貼り付けたので、 ケニアの山奥に住んでいそうな怪鳥に生まれかわりました。 もちろん児童たちには絵を自由に描いてもらい、 教室内の壁に貼り出したりもしました。

それにこの9月には日本の方達から バスケットボールの1対のゴールをはじめ、 ジェンベ、リコーダー、タンバリンなどもいただきました。

リコーダーなど楽器類は催しの10日前にいただきました。
音符の読み方やリコーダーの吹き方をまったく知らない中学生たちでしたが、 先生たちの指導よろしく開催日にはケニアの国歌を吹けるようになりました。
といっても個々の生徒がオタマジャクシを数個ずつ暗記して、 それをつなげる方法でしたが。
それでも生徒たちはリコーダーが吹けるので誇らしげでしたし、 聞いた保護者たちも驚き喜んでいました。

みんなでの昼食時にはグランドで中学生徒たちがバスケットボールの試合をして、 児童と保護者たちはそれを見て楽しみながら、食事をしました。

ちょうどボランティアの男子学生さん1名が バスケットボールのクラブに属していたので、 その方にバスケットボールのルールを生徒たちへ教えていただきました。
それで当日の生徒の試合ではスムーズにパスやドリブルをして駆け回っていました。

このようにボランティアさんたちは張り切って熱心に 催しの準備を手伝っていただきました。
それに各学年の児童たちや先生たちは励まされ、 歌とダンス、詩の朗読、家庭科のデモンストレーションである チャパティ作りなど多種にわたって頑張ってくれました。

そういうことで私はこの催し後に、 保護者会会長に「とてもよかった」と誉められました。

これで来年度は児童爆増だ!

サイディアフラハ 荒川勝巳