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  COPYRIGHT(C)1998-ARAKAWA KATSUMI,SAIDIA FURAHA wo SASAERU KAI & Hikari Miura ALLRIGHT RESERVED. Illustration by Jin Kawaguchi. 禁無断転載  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現地サイディア・フラハの訪問レポートです。じかなる体験の、生の声をどうぞ。

 滞在記  2024年3月3日~11日 
小野百加
 

初めてのケニア、初めての海外旅行で、不安な気持ちとわくわくした気持ちで胸がい っぱいな中、荒川さんが空港まで迎えに来て下さり、タクシーでサイディア・フラハへ 向かった。サイディア・フラハに到着すると、施設の女の子たちと寮母さんが挨拶して 出迎えてくれた。

サイディア・フラハでの生活は、私にとって驚きと学びの連続だった。手洗いでの洗 濯や掘ってある穴にするトイレ、庭にサルが下りてきたり、学校が朝の7時半から始ま ること、生徒が1人1冊教科書を持つことができないこと、消しゴムや定規を持っていな くてみんなで貸し借りし合っていること、日本で暮らしていると想像もできないことが たくさんあって、本当に勉強になったし、色々なことを感じた。

サイディア・フラハの児童養護施設では、両親が居ない子や両親が病気で働けない子 などが暮らしていた。みんなで支え合って笑いあって暮らしていて、私にいつも笑顔で 話しかけてくれて、生きる力・活力を分けてもらった。

幼稚園・小学校・中学校も見学させて頂いた。子どもたちはみんな学校が大好きで、 朝早くから学校に来て、授業を受けたり歌を歌ったり、校庭で遊んだりしていた。教材 や文房具など、日本と比べたら十分では無いように感じたが、子どもたちがいきいきし た表情で授業を受けたり宿題をする姿を見て、豊かであるとはどういうことか、考えさ せられた。

今回のサイディア・フラハでの滞在は、私の今までの価値観や考え方を大きく変える、 本当に貴重な経験になった。今回の経験や人との出会いは、これから生きる上で本当に 大切なものになると思う。貴重な経験を、本当にありがとうございました。

     小野百加